さて、体調の方は何とかもってまして、
毎日水やりをしたり、在庫の出荷なんかで体調の回復を基本に作業をしてます。
インスタにも書きましたが、11年続けた生産は在庫が無くなり次第終了致します。
もちろん、未練がないわけではありませんし、無理をすればまだ細々と出来るかもしれませんが、いいタイミングだと考えるようにしてます。
ということで今年はオリジナル系パンジービオラは一粒も播いてません。まだまだ作ってみたい柄や目指していたものはありますが、落ち着いたらいずれやれたらと思ってます。あと、庭先で作って売ってみたりとか。
前回の記事でタンジェリーナジョリーププの成り立ちをお話したわけですが、ぶっちゃけプロセスなんかはどうでも良いと思ってます。
出来たもの、発表したもの自体がどういうものなのかのみが問われると思ってます。
何年かかったとか、これが大変だったとかはその花を観てわかる人にわかればいいと思ってますし、実際すごいものは見ればやっぱりすごいんで。
基本自己満足なんで、マニアックな部分を共感してもらえることは嬉しい事なんですが、共感してもらえなかったとしても別に何とも思わないようにしてます。もちろん、それを他者に押し付けようとも思いません。そもそも印象の強い良い商品だから物語に意味が出てくるのであって、普通のものにわざわざ物語を語る必要性はないと思ってます。
早速ですが、どうでもいいと言ったプロセスですが、プロセス自体は自分にとってはとても重要で、大切な経験、データになります。ですのでこれからパンジービオラの交配をしてみようとされてる方の為になるかはわかりませんが、タンジェリーナジョリーププの経緯について書いたわけです。
前にも書きましたが、私が一番大切だと思うのは品種の知識です。一般品種の知識だけでなく、個人の品種も出来るだけ観て知識を得ていく。
何でもそうですが、知識は自分らしいものを作ろうとするなら必須です。
年数が経てば同じものを観ても必ず違う見方も出てきます。私自身、仕事で草花に関わりだして、パンジービオラを好きになって25年位です。内10年は生産者としてです。万単位を作ってましたが、たった10回しかしてません。短いもんです。
はたから見ると長く見えるかも知れませんが、まだまだパンジービオラは魅力いっぱいで、どこまで追えるんだろうかと不安になる程です。
是非こんなブログを見ている方にはしっかりパンジービオラの泥沼に嵌まっていただきたいです。
もちろん隣には私が手だけ出た状態でしっかりと埋まっています。手はサムズアップの状態で。