2017年6月3日土曜日

ま、まだつづくの?


前回あった遺伝子組み換えのペチュニアについて
第2報がでましたので
今回もお知らせです。

以下農水省のHPの転載です。


未承認の遺伝子組換えペチュニアの取扱いについて(第2報)

  • 平成29年5月31日
農林水産省
環境省





農林水産省は、後藤花園(神奈川県寒川町)が育成し、株式会社サカタのタネ(神奈川県横浜市。法人番号:6020001008662)が販売権を得て国内で販売等していたペチュニア4品種と、株式会社ゲブラナガトヨ(茨城県河内町。法人番号:6050001026240)が育成し販売していたペチュニア6品種について、未承認の遺伝子組換え体であることを確認しました。
これを受け、農林水産省及び環境省は、この3社に対して、既に販売した該当品種の苗を回収するよう指導します。
なお、当該遺伝子組換えペチュニアが、他の野生植物に影響を与える可能性は低いと考えられます。

1. 経緯

平成29年5月10日に、農林水産省及び環境省は、我が国で未承認の遺伝子組換えペチュニアが見つかった旨を公表しました。
今般、株式会社サカタのタネから、同社で実施している自主検査において、未承認の遺伝子組換え体の可能性のある品種が見つかったとの報告があったことから、5月17日から5月23日にかけ、農林水産省は、同社並びに当該ペチュニア品種を同社に供給した後藤花園及び株式会社ゲブラナガトヨに対し、遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(平成15年法律第97号。以下「カルタヘナ法」という。)第31条に基づく立入検査を実施しました。
その結果、5月10日に遺伝子組換え体であることを公表したペチュニア4品種以外にも、「ほおべに」「くちべに」「うすべに姫」「ほおべに姫」「穂希」「イエローマジック」「セブンティーン」「深紅のつばさ」「サーモンマジック」「ミランダ」の計10品種について、カルタヘナ法第4条に基づく承認を受けていない遺伝子組換え体であることを確認しました。
これらのペチュニアは、いずれも、育成過程で遺伝子組換え技術を用いておらず、複数の市販品種を交配して育成したものであるため、育成に用いた品種の中に、遺伝子組換え体の品種があった可能性が高いと考えられます。

2. 当該品種の生物多様性への影響について

ペチュニアは南米原産の外来種です。日本における交雑可能な近縁野生種の存在は知られていません。
また、園芸作物として改良が重ねられ、人が作り出した環境に適応した作物であるため、雑草化して他の野生植物に影響を与える可能性は低いと考えられます。

3. 当該品種の国内における販売状況

平成28年6月~平成29年5月における当該10品種のペチュニアの、各社からの販売状況は次のとおりです。
販売者名  称販売量主な販売先
(株)サカタのタネほおべに、くちべに、
うすべに姫、ほおべに姫
約 55,000鉢種苗会社、ホームセンター、
個人向け通信販売
後藤花園ほおべに、うすべに姫、
ほおべに姫
約 20鉢直接販売
(株)ゲブラナガトヨ穂希、イエローマジック、
セブンティーン、深紅のつばさ、
サーモンマジック、ミランダ
約 62,000鉢ホームセンター、種苗会社

一般社団法人日本種苗協会からの情報によれば、国内のペチュニア市場は約16億円です。
株式会社サカタのタネからの報告によれば、国内のペチュニア市場に占める同社のシェアは約8%、同社が出荷するペチュニアに占める今回遺伝子組換え体であることが判明した4品種の割合は売上げベースで約8%です。また、株式会社ゲブラナガトヨからの報告によれば、国内のペチュニア市場に占める同社のシェアは約1%、同社が出荷するペチュニアに占める今回遺伝子組換え体であることが判明した6品種の割合は売上げベースで約60%です。

4. 農林水産省と環境省の対応

・ 農林水産省と環境省は、株式会社サカタのタネ、後藤花園及び株式会社ゲブラナガトヨに対し、各社が販売した、植え付け前の当該品種の苗の回収と廃棄を指導します。また、カルタヘナ法第30条に基づき、原因究明、回収状況、再発防止策等に関して報告を命じます。
・ 農林水産省は、種苗業者に対し、各社から購入した当該ペチュニア品種の回収に協力するとともに、当該ペチュニア品種の栽培、出荷及び採種・交配を行わないよう指導します。
・ 農林水産省と環境省は、ペチュニアを栽培している可能性がある公共施設(公園、道路、学校等)の管理者に対し、当該ペチュニア品種の栽培、採種・交配その他の使用を行わないよう周知します。

5. 当該品種の種苗を所有する方へ

当該品種の種苗を所有する方は、今後、新たな栽培及び採種・交配を行わずに、各社から購入した当該ペチュニア品種の回収にご協力いただきますようお願いします。
また、ご家庭で当該品種を栽培されている方は、その取扱い等について、農林水産省ホームページの「ご家庭でペチュニアを栽培されている方へ」をご参照ください。

6. その他のペチュニア品種に対する対応状況

・ 農林水産省は、引き続き、海外で未承認の遺伝子組換え体であるとして公表されたペチュニア品種について、購入の実績が無いかどうかについて、種苗業者や生産者に対して情報提供を呼びかけています。
・ また、種苗業者に対して、定められた遺伝子検査の方法に則り、所有するペチュニア品種について検査を実施するよう依頼しています。
・ 今後、新たに、我が国で未承認の遺伝子組換え体である可能性のある品種について情報提供がなされた場合には、事実関係を確認し、遺伝子組換え体である場合には、その回収等が適切に実施されるよう周知します。


転載ここまで。
今回も衝撃が走りました。
ほおべにはもうかなり前から販売されてて、
自分的にお気に入りのペチュニアでした。
私自身ペチュニアの交配はしていませんが、
もし交配するなら使っていた品種だったと思います。
もちろん、ほおべにを使った交配品種も同様に
遺伝子組み換えに当たるため廃棄せざるを得ません。
もしかしたらまだまだ出てくる可能性もあり、
来期のペチュニアはどうなるだろうと思う位です。



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